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岩船大祭。港町を練る御舟と、九台の屋台

2026年10月18日宵祭・19日本祭。石船神社の例祭・岩船大祭は、神様が石の舟で訪れたという伝説に由来する、港町の秋のしめくくり。

見るまつり 提供なし(自主取材)

写真は掲載許可の確認中のため、仮の図です

秋の村上で、港町の一年を締めくくるまつりがあります。岩船大祭は、石船[いわふね]神社の例祭です。神様が「石の舟」でこの地にお越しになったという伝説に由来し、「舟囲い」ともいわれます。その年の海の恵み・山の恵み・あらゆる生業[なりわい]に感謝する、この地方の秋祭りです。

いつ、どこで

2026年は、10月18日(日)が宵祭、19日(月)が本祭です。宵祭の午後には、各町内の屋台が曳かれます。会場は村上市の岩船地区。まつりの中心は石船神社です。掲載時点の案内です。

車なら日本海東北自動車道「神林岩船港IC」から約9分、と観光協会は案内しています。電車ならJR羽越本線「村上駅」からコミュニティバスで石船神社前へ、という案内もあります。最新の時刻やルートは、観光協会や運行の案内で確認してください。

観光協会の案内では、露店は10月18日から20日まで開かれます。時間はおよそで、天候などで変わることがあるので、当日の現地案内を見てください。

どんなまつりか

航海の安全と大漁、まちの安全を祈願する、港町にふさわしい勇壮な祭礼です。観光協会の案内では、絢爛華麗な屋台を中心としたまつりで、村上三大まつりの最後を飾ると紹介されています。

行列の先頭を行くのが「御舟屋台」です。市の案内では、拝殿から大鳥居まで若衆に担がれ参道の階段を下り、屋台に移される「御舟」は、漆を何度も重ねて朱色に塗った豪華なもの、とされています。石船神社の宝船「明神丸」を乗せた岸見寺町の屋台で、おしゃぎりが出る前から神霊が遷[うつ]る乗り物として巡行の先頭になってきた、と市は紹介しています。

木遣り唄に合わせ、玉槍、御神輿、おしゃぎり屋台(9台)が町中を練り歩きます。夜おそくまで続く「ともやま」行事で、去りゆく季節を惜しむように提灯の明かりが揺れる、と市は記しています。

九台の屋台

岩船大祭には、9台のおしゃぎりが出ます。屋台の曳行は、先番を毎年交互に上岩船と下岩船で入れ替えて行います。飾りの例として、岸見寺町の明神丸(お船)、上町の御神酒錫、下浜町の恵比寿像など、町内ごとに違う飾り物が載ると市は紹介しています。

市の案内では、元文4(1739)年の文書にしゃぎりが登場した記録があり、江戸時代半ばごろから現在のような9台が曳かれるようになった、とされています。

由来と日付の移り変わり

起源は不明ですが、中世の文書に祭礼行事が記されていることから、五百年以上の歴史があるといえます、と観光協会は書いています。

かつては陰暦の9月19日を、祭神が岩船の地にお着きになった日として祭礼日としてきました。明治5(1872)年に太陽暦が採用されたあとも9月19日に行われ、今より約1か月早い時期だった、と市・観光協会は紹介しています。明治11(1878)年、祭礼が明治天皇の新発田ご巡行と重なるため1か月遅らせて10月19日に行い、以後この時季になったといわれています。

岩船大祭と「ともやま行事」は、新潟県の無形民俗文化財に指定されています。観光協会の案内では指定年の表記に昭和62年と昭和63年3月があり、ここでは年号を断定しません。

港町に響く先太鼓と木遣り、朱色の御舟が町を巡る二日間。秋の岩船で、一年のしめくくりを感じてみてはいかがでしょうか。

出典

出典・開示

開示区分 提供なし(自主取材)

出典は、本文の最後の「出典」にまとめています。

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